【解説】EIP-1559

1,EIPって何

EIP(Ethereum Improvement Proposal)は日本語でイーサリアム改善提案のことを指します。

今年8月4日「ロンドン」のハードフォークに合わせてEIP‐1559が実施される予定です。

しかし、仮想通貨では非中央集権的な性格を持つため、開発者であっても勝手にプロトコルを変更することはできません。

プロトコルの変更を承認するためには、ハッシュパワーの過半数がこれを承認する必要があります。

(現在ETHがPoWの形式をとっているマイニングを行う人が1番偉いのです。)

PoS,PoWなどのコンセンサスアルゴリズムについては、この記事をお読みください。

コンセンサスアルゴリズム関連の記事

2、GAS代ってなに

イーサリアム上で取引を行ったりするときにはGas代と呼ばれるネットワーク手数料が必要となります。このGas代というのはガスリミットとガス価格をかけ合わせることによって算出されます。

自動車でイメージするとガスリミットが自動車の燃料タンクに入っているガソリン量でガス価格がガソリン価格だといえるでしょう。原理でいいえば、ガソリンの需要が高まれば価格が高まり自動車の走行コストが高まることと同じです。

現在ETHでは使用するGASに対してどれほどのETHを手数料として支払うかオークション形式で決定しています。

簡単に言えば、より高い手数料を払うといったトランザクションからブロックに取り込まれていく仕組みです。

ユーザーはトランザクションごとに細かく手数料の額を変更できるのですが、最適な手数料はその時のトランザクションのつまり具合によって大きく変化するため、計算がしづらく、最適化できていないという状況がありました。

3,EIP1559なにがすごいの?

EIP1559でかわること

・BASE Fee + チップ代に分ける

・BASE Feeは焼却され、チップはマイナー報酬へと割り当てられる

Base Fee部分の額はブロックごとにトランザクションの量で判定され取引が活発なときは、次のブロックでのBase Feeを12.5%上昇させます

また、Base Feeとは別にチップを上乗せすればするほど高速に取引が承認されます。

4、焼却は果たして・・・

これまでBTCは2100万枚の発行上限があるがETHにはないのでインフレヘッジ先として不適切、デジタルゴールドにはなりえないと言われることもしばしばあったETHです。

しかし。焼却という機能が付けばTX数にもよりますがむしろ減少していく可能性だってあるのです。

私は、経済は緩やかなインフレ環境の中で成長すると考えているのでデフレになるような焼却はどうなのかなとも思います。(追記:むしろこのシステムでビルトインスタビライザー的な要素が追加されうるので安定したエコシステムの実現に寄与するのかなと思います。)

また、マイナー達にとってはマイニング報酬のうちBase Feeの部分が受け取れなくなるわけですから、反旗を翻すようなマイナー達が出てきてもおかしくはないのかなと思います。

5,ETH2.0へ

ETH2.0への移行作業が着々と進む中、私がETHについての記事を書き始めて約半年が経ちました。ブロックチェーン、DeFi,NFT様々な先端技術が目まぐるしい勢いで進化していくこの業界、とても刺激的です。 皆さんも(この記事を読まれている時点であまり値動きばかりに翻弄されている人は少ないかもしれませんが)値動きばかりを追わず次世代のビジネスチャンスをつかむために一緒に勉強頑張りましょう!
ありがとうございました。

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(ERC20)

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